何と言うことは無い一日。何と言うことは無い日常。
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君が覚えている言葉は、遠い昔の子守唄に良く似ている。
それは、未だ、君も僕も、あの空行く風も、生まれていなかった頃の。
誰かが、愛しい人の為に歌ったほんの一節。
だから、行かないで、ここにいて。
お願いだから。お願いだから。
傍にいて。僕の傍に。
夢見た頃が有ったろう。
口ずさむ、あの頃のメロディー。
もう一度と、歌えたなら。
桜、さくら、天まで届け。
あの頃の夢、蒼い空で、清められ。
桜、さくら、一緒に歌う。
永遠と言う名の一瞬を。
刻み付け、人は、歩いて行く。
だから、悲しまないで、顔を上げて。
無理でもいい、どうか笑って。
空に花咲く、命の花。
桜、さくら、流れる歌を、
送り届けて、見届けて、
行く道の彼方、誰かがきっと。
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三月の雨は、植物を育てる雨。
だから今頃、冷たい雨の降り頻る地上の真下、地下の根っ子や球根達が、こんな話をしているかも知れない。
「薬屋さんの隣りの奥さんは、花を綺麗に咲かせても、お礼肥なんかくれた事も無い。もう、芽を出したくもないな。」
「成る程、その点、さすが本屋の奥さんは違うね。」
「いいな。僕も、今年は、本屋の奥さんの庭に、生えてこよう。」
「。。。本当?!」
「植えたことも無いのにって、吃驚されるぜ。」
「数を間違えたり、他の庭から逃げ出してやって来るなんて、園芸の世界じゃ、日常茶飯事さ。」
「確かに。」
「僕もやろうかな。」
植物を育てる雨の音は、彼らのひそやかな呟きとも交じり合い、まごう事なき、春雨の音色へと、変わって行くのでしょうか。
だから今頃、冷たい雨の降り頻る地上の真下、地下の根っ子や球根達が、こんな話をしているかも知れない。
「薬屋さんの隣りの奥さんは、花を綺麗に咲かせても、お礼肥なんかくれた事も無い。もう、芽を出したくもないな。」
「成る程、その点、さすが本屋の奥さんは違うね。」
「いいな。僕も、今年は、本屋の奥さんの庭に、生えてこよう。」
「。。。本当?!」
「植えたことも無いのにって、吃驚されるぜ。」
「数を間違えたり、他の庭から逃げ出してやって来るなんて、園芸の世界じゃ、日常茶飯事さ。」
「確かに。」
「僕もやろうかな。」
植物を育てる雨の音は、彼らのひそやかな呟きとも交じり合い、まごう事なき、春雨の音色へと、変わって行くのでしょうか。
気が付くと、いつもと違う、見慣れない道を歩いている事って、有るよね。
何だか、それでも、気持ちは元気で張り切って、まだまだ、ずんずん、歩いて行く。
ずんずん、歩いて行って、
おや、驚いた。これは、大通りに面した角に、大通りから良く見える場所に設置された、清涼飲料水の自動販売機。
こんな所に、有ったのか。
じゃあ、今日は、天気も良いし、広々とした通りを歩いて、家路に着こう。
その前に、砂糖少な目、出来うべくんば、ミルクは多目のコーヒーを一杯。
白い雲がうらやましげに、見下ろしているような気がする。君も、お散歩?
何が言いたいのかって?
何処までも歩いて行ったら、いつの間にか良く知らない場所に突き当たる事は、良く有ること。
あの、彗星の核に付いた足跡も、もしかしたら・・・・・・・。
。。。。。。。。。。。。なーんてね。
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