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何と言うことは無い一日。何と言うことは無い日常。
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木陰の中に続く、一本道。



影と光と。



追い掛けて行く私は、鹿か野兎。



武器は何ぁに?



時間を数えるのは、足音。



更に、後を追うのは、誰かの名前を呼ぶ谺。



いくつも。いくつも。




夜には凍るかな。白い息と一緒に。


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もしいつか。
もう一度、あなたに会ったなら。
あの日の歌も、蘇るでしょう。
あの日の、夕陽を照り返していた、
学生鞄の留め金の色までが、思い出せることでしょう。
懐かしく。
人込みの中で、ふと振り返るあなた。
風は、揺らします。
あの頃と同じ、道端の花。
時間が経っても、きっと。

080614_sky12.JPG


時折。
自分に何が必要なのか、解らなくなって来る。
やるべき事は、解っている筈なのに、何処に行けば良いか、はっきりとしている筈なのに、まるで、これ程曖昧な事は無い、と言わんばかりに、五里霧中の中を、さ迷う。
また、雲が晴れ、日差しが差し込む。見上げるが良いと言わんばかりに。
空は。
空は、何も教えてくれない。
青い空も。千切れ雲も。頬を撫でる風さえも。

だが。


本当に、そうだろうか・・・・?
080601_amerikana1.JPG花の香は大地ばかりか天空に満たされる。
そよ風が地上に、笑いながら、
たった今咲いたばかりのそれらを、
絹雲のトレーに載せて取り分けるのだ。
ホーム・パーティーのホストの如くに。

子供達が深呼吸のやり方を覚える季節。
昨日子供だった人達も、楽々と思い出せる季節。
深い森の中へ分け入って入っても、
誰からも見咎められない季節がやって来た。
お前。五月よ。
特別な季節。
小鳥の呼ぶ声に、耳有るもの達は皆、戸外へと出る。
そして、見るのだ。この季節を。
季節の神々もまた、この季節が好きらしい。
地上に、ペンタグラムの贈り物。
黄金の被造物。
上手に隠している。

そうとも。五月は、たった一つの花の名前を冠している。
最も香り高き花の中の花。薔薇よ


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