何と言うことは無い一日。何と言うことは無い日常。
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古恋ふる20のお題より
光と水が必要です。
良い匂いの花が咲きます。
太陽の良く見える南の窓辺に置いて下さい。
幅広い浅緑の葉を持つ草姿を暫く楽しんだら、
薄いピンクの、両端が尖った卵形の蕾が出来上がった所で、
目当ての人に上げて下さい。
ある朝、ぽんと開いて、花は告げるでしょう。
あの人へのメッセージを。
例えば、
『ごめんなさい。』
『おめでとう。』
『ありがとう』
『いつまでも、仲良くね。』
『お疲れ様。』
etc.etc.
静かに、静かに広がって行きます。
Flower Messenger。
街の何処かに咲いています。
それが、精一杯の心のこもった、あなたへの返事。あの人からの。
けれど。
沢山咲いた中には、有るのかも知れません。
夜咲く花が。
月明かりを浴びて、星明りの元、一層薫りも高く、
誰よりも、伝えたい言葉を、何よりも届けたい人へと。
だから。
私は夜を待ちます。日の沈むのを胸をときめかせて。
ある日。私の窓に、夜、明かりが灯らなかったら。
夜咲くメッセージが、私の元へと、漂うように、
遣って来たのだと、どうか、そう、思って下さい。
宵待人の、願いです。
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